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・パースの描き方-2

さてさて、パース講座-1の続き・・・
建具を入れてみましょう

※今回も画像をクリックすると大きくなります
※また、画像上では微妙な角度は がたつき(ギャザ)が出ます
手ではちゃんと直線でお書き下さい

建具とは窓、扉、ドアなどをさします


例えば今回の場合の窓とドアを姿図(上)平面図(下)にするとこうなります
(初めての方はもっとシンプルなドアにした方がよいです)

1点パースの場合、高さ方向への線にパースがかかり斜めになりますが
床と平行方向の線は斜めになりません

窓を描くのに必要な場所(角)と基準点をつなぎます(青線)


サッシ枠の位置、ガラスの位置
引き違う反対側の窓の奥行きなど気をつけて下さい
緑線のようにサッシとガラスの位置も書き込んでおくと楽になります
(図面の場合、縮尺によって省略しちゃうので)
これらの線も必要な分、延長して下さい

今度はドア


やり方は一緒です
同じように枠とドア面の位置に注意して下さい
初めはシンプルな板戸がよいと思います

さて、問題は高さをどう取るがですよね
そこで


この様に青で囲まれた壁面の高さの基準を取ります
床と天井の角をクロスするように線を引きます(オレンジ)
その時ぶつかった交点から床に水平な線(緑)を書く
ちょうどその位置が半分(昔、数学でやりましたね・・・)
同じように今度はその半分を基準にクロスを書く(ピンク)
その交点で水平線を書くとまたその高さ半分分の位置
この様にどんどん分けていくと細かく高さがわかってきます
例えば天高2400mmの場合、図では高さ600mmの基準ができたわけです
(※これは壁面での基準です)
パースの場合、基準点に近くなるほど
現実では同じ長さでも、絵として短くなります
(この感覚はラフスケッチを描くときにとても重要になる)

あとは自分の感覚も含め適当に位置を区切りながら描くと
こうなります


わかりやすいように色を付けておきます
建具それぞれのパーツの奥行きなど参考にしてみて下さい

建築の場合はここで終わっちゃいますね・・・
インテリアはここから描き込むことになります
ちょっと難しくなったかなぁ
ということで次回・・・

わからないところはお聞き下さい
(メールの方がありがたいですが)

ところで、実際に試している人いるのだろうか?



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